水広場スタッフ 取材レポート 担当:林(2010年3月)
殺菌や防腐作用で知られるメタホウ酸をめっぽう多く含む特殊な泉質の新安比温泉の清流閣さんを、水広場の林が取材に訪れました。
1kg中に6,000mg以上と他に類をみない量のメタホウ酸が含まれており、殺菌・防腐作用があるといいます。この特殊な療養泉をもつ清流閣では湯治療養もでき、湯治プランはお得な料金で長期滞在ができます。
関東からも宿泊客が訪れる清流閣、多くはこの特徴豊かな源泉の効果を求めてやってきます。アトピー性皮膚炎やじんましんなどの皮膚疾患の改善を期待して訪れる方が多いといいます。
館内には大浴場とらくらくの湯があり、計8つの浴槽があり、源泉をそのまま掛け流しています。
この湯は塩化物イオンを11,000mg/kg以上含む強食塩泉であり、その高い殺菌力が化膿を防ぎ、切り傷などにも良いといわれています。
支配人の橋本さんの話では、、アトピー性皮膚炎がひどかった子が1週間~2週間程度の湯治で足らないということで、とうとうこの清流閣の近くアパートを借りて引っ越してきたこともあったそうです。その子は今ではすっかり肌がきれいになり、オフィス・レディとして働いておられるとのこと。
脂肪や分泌物を軟化・乳化
更にこの源泉は重曹を4,000mg/kg以上含んでいるので、皮膚の脂肪や分泌物を軟化、乳化させる効果があるといい、かさかさした肌をしっとりさせるようです。
清流閣の源泉は間欠泉なので、日によって湧出量も異なり、普段は淡黄褐色のにごり湯ですが自然の変化により色が変わることもあるそうです。温泉は生き物だと再確認しました。
推薦用途
アレルギー性皮膚疾患、切り傷
瀬戸内寂聴さんが命名
らくらくの湯は、瀬戸内寂聴さんが天台寺で行われていた青空説法をしていた時に当温泉に滞在していただいたのが縁で命名をされたそうです。ホテル正面玄関の聖観音像も寂聴師が開眼されたと言うことです。
新安比温泉 清流閣 画像ギャラリー
画像をクリックすると画像が大きくなります。
大きくなった画像の右側をクリックすると次の画像に移動します。画像の左側をクリックすると1つ前の画像にもどります。
|
|