水は地球内部から来た!?

地球の水はどこから来たか? 永遠にすら見えるこのテーマに一石を投じる内容がオハイオ州立大学の研究者から発表されました。

「水は宇宙空間から来ただけでなく、地球内部がつくっている」

簡単に言えばマントル内部の水素が酸素と結びついて水となり、マントルの動きにより地表に出てくるというものらしい。そして地表からマントル内に吸い込まれる水と壮大な水循環サイクルを形成している。ガーネットが水を運ぶ媒体になっているとも。

彼らの研究によると、マントル内の水素含有率は非常に希薄ながらマントル自体の量が膨大なため、マントル内部には地表の水分の約半分、太平洋一杯分の水がうごめいているといいます。

それが正しければ、これまで地殻の上部で完結していた水循環はその想定を根底から覆され、水循環の周期は億単位の年数だったということになる。

ちなみに、この研究発表の一週間ほど前、欧州宇宙機関の彗星周回探査機「ロゼッタ」による観測により、地球上に存在する水は、数十億年前に地球に衝突した小惑星に由来する可能性の方が彗星由来の可能性より高いという論文が発表されていました。

水の正体は僕らの想定よりずっと深く、もっと高いところにあるのかもしれません。

Source, Credit: Phys.Org

Leave a Reply