危機迫る水道水の解決策

週刊ダイヤモンドにも特集された通り、日本の水道水には課題が山積しています。

人口減で需要先細りの中、設備は老朽化し、現状の形態を維持するのであれば、不採算水道が全国で続出すること必須です。

前にも書きましたが、解決策のひとつはオーバースペックを普通のスペックにすること。

上水道の用途として「飲用・調理用」は1割にも満たないという実態をどう見るか? 価値観の違いにもよるでしょう。

いずれにせよ、「おいしい水」として味を競うことと、大事な生命線である水のインフラを維持すること、需要増の時代はこれらは背反せずに済みましたが、これからはそうはいきません。

天然水のような味の水が仮に浄水場でできたとしても、水道管やマンションのタンク配管設備が老朽化していたらそもそも無意味です。

これら全体のシステムを維持改善するには利用者の負担を高めるしかないのです。

そこで、水道の存在意義を見つめ直してみましょう。

「安全な水であること」「維持可能な水道システムであること」、これら2条件以外は些末であることに改めて気づきます。

上記基本2条件を満たすには、中本信忠先生の「生物浄化」システムの導入を進めるべきです。

そのためにも、塩素消毒を義務付ける水道法の改正が必要です。

 

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