硬水脱毛信仰
最近欧米でよく聞く話題のひとつ、硬水シャワーが脱毛の一因になっている!?
本格検証は誰も行っていないと思いますが、専門家の中でも過剰カルシウム・マグネシウムが毛髪を脆くすると説く人がいます。
欧米の水道水は結構硬水が多く、そういえば欧米人、特に硬度が高いドイツのような場所では薄い人が多いなあ!?と短絡的に関連づけそうになりますが、水というより遺伝子やホルモンなどの体質的要素がよりhair lossを説明していると思う次第であります。
人間心理は面白いもので、根拠薄弱な情報でも対応する人が必ずいて、下記サイトなどでは軟水器、シャワーフィルター、更にはミョウバンを使った対処法も紹介されている次第、しかもメディカルドクター監修記事ということもあり実際に試している人もたくさんいるものと想像いたします。
https://www.wikihow.com/Prevent-Hair-Loss-Due-to-Hard-Water
その点、我が日本は軟水王国。そんな心配は端からいりません。
ラッキー!と思った瞬間、ちょっと待てよ。
塩素はどうなのだろう? 水道法で塩素消毒が義務付けられ、先進国で最も塩素が投入されているのが日本の水道水。
「水泳プールの塩素による毛髪ダメージが指摘されるのなら水道水だって似たようなもの・・・」
塩素と脱毛に大した関連はないと個人的に考えておりますが、硬水の例からするに、ビジネス(=金儲け)でいくならば塩素による脱毛リスクを知らしめ、対応策を売り出すマッチポンプが正解。飽和市場における需要創造例としてMBAケーススタディにでもなるかもしれません。
このような正解から無縁でいられるためにも、僕らはちゃんと本業で利益を出していく必要があります。
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