欧州CO2クライシス

今欧州でCO2危機が発生している。

大気中のCO2が危機的に増加しているという事ではなく、飲料メーカー向けの炭酸ガスの供給がストップしているという限定的な危機だ。

我がエンジンガー・スポルト・クラシック(炭酸加圧タイプ)も製造ができず、この先の欠品により当社も少々ダメージを被ることになる。

Air LiquidやLindeなどの炭酸供給者が製造を止めているらしい。

毎年初夏にはメンテナンスで一時停止があるようだが今年はその時期が重なり期間も長期となっていることで問題が北欧州一体に広がった。

イタリアなどは問題ないとされているが、ドイツ、そして最も被害を受けているとされるのはイギリスのビール会社とのこと(人工炭酸を加圧している商品があるということ)。

その手軽さや爽快感、興奮しても飲める丁度よいアルコール濃度などで、適齢の男女にとってスポーツ観戦に最適な飲料がビールと思われる。

そして今、世界最大ともいえるスポーツの祭典がロシアで開催中、当該期間中のビール需要は跳ね上がっているに違いない。

ビジネス的には千載一遇の好機に商品が作れない、地域・業界限定とはいえ、これは経営者的には危機といって差支えない。

余計なお世話かもしれませんが、イギリスやドイツの飲料メーカーの皆さん、頑張って乗り切ってください。

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