炭酸リサイクル


コカコーラがベンチャーと組んで同社がスイスで売っているミネラルウォーター「ファルサー」炭酸版に大気中から収集した炭酸ガスを使うという。

現在1トンの二酸化炭素を収集するのに600USドルかかるという当該技術のコストはファルサーの製造原価を上げるはず、であれば社会的責任のPR効果を考慮した判断と想像する。

地球規模では焼け石に水に見えるかもしれないが、環境への影響を熟慮し、やらないよりいいということかもしれない。

他方、そもそもビールや炭酸飲料の製造時に注入される炭酸のほとんどは石油精製やアンモニア製造で排出されたもので、嗜好面は別としても循環的な資源効率は現状で悪いものではない。

また当該ベンチャーの装置製造と運用で排出される二酸化炭素量の発表は無い。

つまり本当に以前より環境に良い商品なのかはまだ不明。

これがそうだとはいわないが、偽善的な商品サービスが跋扈する中、私たちは一般消費者に多面的に伝える必要がある。

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