イギリスの軟水硬水&Beyond
ここ数年イギリスでは硬水の欠点が指摘されることが多い。
水道管にスケールが溜まったり、シャワーで肌や髪にダメージを与えるという例が様々な媒体で紹介されています。
下図のとおり、イングランドは硬水優勢の土地柄、ウェ―ルズ、スコットランド、北アイルランドは柔らかめ。
一部メディアでは硬水の健康的価値、例えば血管系疾患予防のはたらきなどもしっかり指摘されており、軟水派一色でもないようです。
上記は一般的な水道水の例。
名水の世界においては、硬度は指標の一つにすぎません。
イングランドにはバクストンやヒルドンといった名水銘柄があり、ウェールズにはティナント、ハイランドには勿論ハイランドスプリング。これらは比較的最近のもの、もっと歴史のある正統派の名水も少なくありません。
名水を論じる際、硬軟だけで比較評論する愚は、それらの永い歴史が育んだ文化に触れたときに霧消することでしょう。(画像:aquacure)
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