沖縄の長寿の秘密

BBCのデビッド・ロブソン氏が面白い記事を書いていました。

炭水化物が沖縄人の長寿の秘密か、というタイトルです。

世界中でローカーボダイエットが流行しているけれど、健康長寿においては実は逆で、100歳超人口比率が高い沖縄の人たちがそれを説明しているという。
具体的には沖縄県民は炭水化物とタンパク質をおよそ10:1の比率でとっており、歴史的にもサツマイモ主体で野菜果物も豊富にとってきた食生活が長寿に大きな影響を与えたといいます。

農漁業による肉体活動量の多さ、孤独になることの少なさ、喫煙率の低さ、なども沖縄の方々の長寿の要素に挙げていますが、最大要因としてロブソン氏は前段の食生活を指摘しています。

水広場的に補足するとしたら、やはり「水」。沖縄県は石灰質の地域が多く、場所にもよりますが天然水に含まれるカルシウムは比較的多めです。カルシウムが不足する生活を送ると血管につまりができやすくなることは藤田紘一郎氏の著書にもある「カルシウムパラドックス」のみならず世界的にも指摘されていますが、そうであるならば沖縄の中硬水が血管系疾患発症リスクを低水準にしている可能性があります。

例えば、「やんばる地域」の大宜味村(おおぎみそん)では、長寿の里と宣言されたとおり、多くの方が元気に長寿を謳歌しており、当地の水は中硬水です(下記画像例は硬度でいうと200mg/L超の中硬水ミネラルウォーター)。

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