モノ・サービスの価格の件
先日、最新(2020年基準)の消費者物価指数が発表され、当方もデータを入手した。
2020年時点の調査対象品目は1970年の倍近くに増え、全てのモノ・サービスは勿論カバーしていないけれど、物価指数としては政府のデータを頼るしかない。2020年には身近なところで「宅配水」も入った。
1970年からの50年間のCPI推移を改めて俯瞰する。総合指数が1997年付近からずっと横這いであることを改めて確認。
その原因は自分なりに分かってきた。
ちなみにミネラルウォーターは2000年にCPIの品目に加わった。2020年を100とした最新データでは2000年当時のミネラルウォーターは176、その後2013年まで毎年安定的?!に価格は下がり続けた事がわかる。
消費者にとって良い事です。水を通じて健康生活を普及するという弊社ミッションとも矛盾しません。
他方、この値下がりの原因はイノベーションによる原価低減でなく、大衆市場における無利益販売です。その結果として食品飲料製造業界の平均給与がずっと低いという経済的不健康が存在します。流行りの言い方でいえばサステイナブルではないという事になります。
ちなみに同じく2000年にCPI入りしたのが牛丼ですが、変動あったものの20年間で1割の値上がり、経済的に健康的です。
水と同じく値下がり傾向の例として携帯電話もグラフに入れてみました。
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