グローバルウォーターのはじまり
全てはアイデアから始まる。
サラリーマン時代から「事業創造」(「独立」とは違う)を自己実現の必須チャレンジと認識していたけれど、事業アイデアが生まれなければ何も始まっていない。凡人ゆえ、僕の場合のアイデアとは「ひらめき」などとは遠く、それまで無関係だった体験がひょんな拍子で結びつき、3つ、4つと繋がったところで何となく概念が浮かぶといったところ。体験には以下が含まれる。
① 1993年、ドイツ、デュッセルドルフのスーパーで出会ったミネラルウォーター。
偉そうな瓶に入った透明飲料は水だった。隣のビールより高い。
② 1995年、パリ、ペリエ。
ヘネシー、シャンパーニュ、ペリエ。。 水も立派なブランドになれることを知る。
③ 2002年、顧客の一言。
ゴルフ接待の食事中、顧客企業の重役が「医者に水を飲めと言われてねえ」。
1993年にボトルドウォーター(ミネラルウォーター)の世界は僕のちょっとした関心事となるが、2005年に商材となるまでそれはずっと屋根裏部屋にあった。
アイデアとなったあたりで、「その事業は社会的に有意義か?」としつこく自問する。
当時の職業との折り合いが見えたところで現実化が加速する。
ある投資銀行における助言業務で、大手企業相手に客観的に欧米流のアドバイスをしている自分にそこそこ満足しつつ、そろそろ次のステップか?と、アイデア具体化したのは丁度そのような時で、事業構想が加速する。
様々な実践勉強の機会をもらった金融セクターに感謝、ゼロからの事業創造を次のチャレンジと決めた。
といいながらも不安。その不安は友人や先輩と話すことで軽くなり、相棒も誕生した。家内からも一定の理解を得た。そして勤め先を正式に退社、事業をスタートさせた。ウン千万円(うそ?)だった年収は100万円(ほんと)になり、僕はエクイティ型ライフステージに突入した。
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