不均一な水分子のつながり
水分子同士がどうつながっているのかという、地球や生物にとってとても基本的なことについて、我々人類は未だに統一解明に至っていません。
今日の日経によれば、一つひとつの水分子がきれいに連続しているという連続性モデルが主流だったところへ、いやいや水分子はもっとバラバラだという不均一モデルが復活してきたとのこと。少なくともレントゲンさんの評価が高まるのはよいことでしょう。
我々の足元の関心は生物の細胞と水分子の関係です。細胞内外の栄養分や老廃物の運搬は水なしでは不可能ですから、細胞のひとつひとつを生き生きと長生きさせるためにも非常に重要なテーマです。
細胞内外の水の行き来は細胞壁にあるアクアポリンという坑を通じ行われているという研究結果にノーベル賞が授与されたわけですが、アクアポリンを抜ける際の水分子は連続性を保っているのでしょうか、不均一の状態なのでしょうか。アクアポリンの直径は約3オングストロームという小さいもので、そこを通るには水分子が房で固まったままでは困難だと直感は指摘しますが、世界の学会の専門家の方々には是非解明を望みます。
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