テイスティング勝負で負けた水! 下水 vs 水道水 vs ミネラルウォーター

カルフォルニア大学が143人を対象に水のブラインドテイスティングを実施しました。

ミネラルウォーター、水道水、下水処理水(リサイクル水)を無記載のコップで試飲し、味の好みを数値で示した結果を集計したところ、予想と異なる結果が判明。

3つのうち、「おいしくない」という評価が多かったのが水道水、下水処理水とミネラルウォーターへの評価は概ね同じでした。

「下水処理技術が味覚に作用するのか(調査ではRO処理水の模様)、下水はそもそもそれなりにおいしいのか、今回の水道水はとにかく不味かったのか、参加者の好みが偏重しているのか?」

https://www.sciencedaily.com/releases/2018/03/180313084219.htm

いずれにしても、下水処理は膜処理だけでなく、地下に戻す(=大掛かりな生物ろ過システム)構造が水質的にも環境的にも本来よいという事をここでは主張したいと思います。

変わった?Wikipedia

10年ぐらい前でしょうか、Wikipediaに情報を投稿したらヨーロッパからとみられる管理者から拒絶された記憶があります。

誰でも参加できるのがWikipediaと思っていましたが、それは表面だけで結局は管理者が意のままに世界の世論を形成する箱なんだと自分なりに結論づけていました。

それから10年?

今日たまたま日本語のWikipediaでINSEADで同級生だったフリーゾの記載を見つけ、そこにINSEADの記載がないことに気づき、ダメもとで編集をと加筆しました。そしたらすぐにアップされていてびっくり!今は結構簡単で民主的なんですね。

念のためと思って英語版のwikipediaを見たら、学歴欄にINSEADの記述が無かったためついでに編集しました。

英語  https://en.wikipedia.org/wiki/Prince_Friso_of_Orange-Nassau

日本語 (フリーゾ オランダ 王子 で検索してください)

Wikipediaが変わったのでしょうか?

そんなことはともかく

Friso、あっちで会えたらゆっくりワインでも飲みましょう。

表面と中身、やはり中身が大事では?

いろんな水がいろんな容器で店舗に並んでいますが、大事なのは中身。そんな当たり前のことが日本社会では霞んで見えなくなっているようです。

財務省の文書改竄報道で改めて感じた自民党の小泉議員のこと。

小泉議員は役人に全責任を押し付けてはいけないとし政府与党の責任にも言及したと報道されています。

僕ら一般市民には聞き心地よい気風のよいセリフ。でもよく考えるまでもなく、それは当人がやはりポピュリストであった証左。

政府与党の指示で改竄があったかどうかは彼にとってはそれほど問題ではないであろうと透けるのは、指示に関する諸事実が明らかになる前にも関わらず気風をきっておくことは自分という存在を大きく目立たせるという戦術に則してみれば合理的だからかもしれません。

僕の中で小泉議員という人に?がついたのは子育てを社会保険料で支援すると言い出した頃でした。

日本とドイツの社会保険料は企業経営の大きなコスト要因ですが、そのドイツでさえシュレーダーの頃に社員解雇ができる社会に舵をきっています。単に切るのではなく人材流動化という大枠において。

日本の法体系では解雇によるコスト削減は容易でなく、就職でなく就社という多数の実態は流動化への壁であって、社会保険料負担にしても先進国で最も重いグループに属しています。

その社会保険料負担を増やすとなれば正社員比率と賃金が下がる圧力が新たに発生するでしょう。

日本の諸問題の中でも深刻で波及性が高いのが賃金。それが彼の政策で悪化しそれは少子化に拍車をかけ子育てにも間接的に影響することになりかねません。

他方、待機児童が社会的注目を集めているタイミングで独自策としてぶち上げる。 浅薄なポピュリズムここに極まる。

勝手な想像ですがこの方は父親同様、真の政治家が持つ実際的(eigentlich)な目的がおそらく無いのでしょう。

そのあたり、東京都小池知事とも似ていますね。

あるとすれば総理になって国を指揮するぐらいにしか見えませんが、それは政治家たる者の公的な目的意識ではなく個人的エゴイズム。

政治家になることは目的達成への手段のはずですが、政治家であることが目的である議員が日本には多く存在しており、大枠で彼もその中にいるようです。

他方、安倍総理は同じ世襲議員でも目的をもった人だと思われるフシがあります。その目的とは戦後アメリカ属国のように位置してきた日本が真の意味で独立する、ではないかと私には見えます。アメリカと仲良くするのはその遠大な目的に現実的に近づく段階的戦略の一部としてあると。

朝鮮半島が動き出そうとしているからというだけでなく、現状を突破していけるリーダーは安倍さん以外に見当たらないように見えます。

彼のようなお坊ちゃんは個人的に好きなタイプではありませんが、一国の宰相については知人の品定めのような個人的尺度と全く違う公的な次元で評価しなくてよいのでしょうか?

将来小泉総理が誕生していたら、マスメディアに踊らされる愚劣大衆化などの社会成熟性の退化を他方で示すものだと私は思います。

ポルトガルの水もいろいろ

Foodex Japan でポルトガルの水メーカーのステファニーさんと歓談。

ルソが日本から消えてしばらく、久しぶりのポルトガルaguaのサンプルを貰いました。

ダイヤモンドカットと色が目立つボトル、一般市場向けの普通の製品をあえて持ってこず、新市場へのアピールとして気っ風いい名刺代わりとお見受けしました。

当社は自社輸入アイテムを今の時点では増やせないので、Kさんなどに期待。

ロシアから中国に飲料水をタンカー輸送

http://www.atimes.com/article/china-may-buy-russian-water-tanker-load/

ロシアから中国に飲料水をタンカー輸送する計画があります。

カムチャツカ半島の淡水をペトロパブロフスク・カムチャツキーの港までトラックかパイプラインで運び、タンカーで中国まで持っていくというものです。

だいぶ前になりますが、ニュージーランドからバルクで天然水を日本に持ち込みボトリングした実験を思い出しました。

今回の話も中国の水不足とロシアの豊富な水資源をうまく結んだ一見グッドアイデア、ベンチャービジネス的にも面白そうな話ではありますが、現実には以下の理由で困難です。

1.コスト:まず中国側での除殺菌工程が必須。上水道にのせるならば当該設備の償却費がのしかかります。ボトルドウォーターの原水としたならば高級水で知られるチベット5100を超える原価になると思われます。

2.浄水技術の進歩:中国の淡水や海水を飲料水にするほうがスマートな解決といえます。

3.水事業の宿命:物理的制限に支配される水ビジネスの基本はドメスティックです。それゆえに上記2.

4.安全保障:カムチャツカから中国沿岸のど真ん中にわが国が鎮座しています。ロシア・中国側からすれば日本、というより米軍艦船・潜水艦も行きかう水域でライフラインの水を運ぶのは緊張感を伴うのではないでしょうか。

「仮想通貨」を「投機資産」というメディアはあるのでしょうか?

仮想通貨が世界中で話題になっています。

金融市場でしのぎを削っていた小職、今は水商社を業としながらも、あまりにひどい目の前の社会現象にツッコミを入れざるを得ません。

通貨とはモノ・サービス・資産を売買する媒体のことを指すことを示すまでもなく、今の仮想通貨は通貨の要件を満たしておらず、今の状況は投機目的の資産以外の何物でもありません。

今日コンビニで買った100円のコーヒー、ビットコインで買うとすれば何ビットコインでしょうか? すぐに分らない限り決済媒体として現在の通貨の代替となりません。

今の仮想通貨市場は変動率が大きく博打打ちには大変魅力的な投機対象市場、実態は「投機資産」の今の仮想通貨、メディア各社は少なくとも「仮想資産」という解説をして頂きたいものです。

そんなマスメディアが見当たらない日本は少し危険かもしれません。ミセスワタナベが示すとおり、我が国はお隣さんギャンブラーだらけなのです。

 

送料設定改訂

水広場ではご注文額5,000円以上で送料無料としてまいりましたが、ここ数年で弊社が配送会社に支払う送料がほぼ倍増し、ご注文を頂戴するほど赤字になるケースが多くなりました。

これまで弊社にて送料負担の増加を引き受けてまいりましたが、会社の存続を考えると正当な一定送料のご負担をお願いせざるを得ず、5,500円以上での送料無料とさせて頂くことを決めました。

重くかさばる水、ご自宅までお届けする価値は決してゼロでは無いことが、最近のヤマト便の値上げの背景として新聞テレビでも報道されていることからも理解度が進んでほしいと願っております。

 

富山の銘酒 幻の瀧


吉祥寺であった富山フェアで皇国晴酒造の岩瀬社長さんとお会いできました。

富山県は自ずと知れた名水の宝庫。名水百選をみても8件(昭和4、平成4)と、全国最多を誇ります。

このお酒も勿論のこと名水仕込み、しぼりたての大吟醸をさっそく入手、戻ってさっそく頂きました。

久しぶりに日本酒で本当に美味しいと思える1本に出会えた感銘が残ります。

このような美味しい名水仕込みを水広場で皆様と共有できるよう、がんばります。

 

水は生命に必須でありながら、生命は水無くして生まれていた!?

https://phys.org/news/2018-01-water-based-life.html

ハーバード大学の研究チームが生命起源の誕生に水は介在していない可能性があると発表しました。

水は生体維持に必須ながら同時にRNAなどの核酸生成を抑制するというジレンマに研究者たちは挑んできましたが、ハーバード大学のザッカリー・アダム氏らのチームは生命発生の際にあったのは水ではなくホルムアミドであり、その後生命が進化のなかで水と適合するようになった可能性を指摘しています。

地球にホルムアミドがあったのかという疑問に対しては、慶応大学/東京工業大学のMasashi Aono氏が科学的にその存在可能性を解明したとのことです。

海なし県の信州で生まれ、幼少時に水泳が苦手だった小職は、短絡的に自らをRNAに重ねてしまいました 。

先行き不透明なウォーターサーバービジネス

今からウォーターサーバー事業に参入することはお薦めいたしません。

震災後に急拡大したウォーターサーバー市場、その後成長が鈍り、現在は宅配コスト上昇の一方で値上げ以外の増益要素が見えません。

ウォーターサーバーはボトルを回収する2ウェイタイプとボトルを捨てる1ウェイタイプがあります。

水のタイプではざっくり前者がRO水、後者が天然水となります。

相次ぐ宅配業者の値上げは自社配送機能を持たないワンウェイ業者に直接のしかかります。

12Lの大型容器をさらにもう1本バンドルして全国に配送、その料金が5百円未満(1社の例)という異常な安さが社会的コストの一部であったことはその後の宅配便料金上昇(是正)をアマゾンですら承諾した社会的受容で説明されるはずです。

ウォーターサーバー業者にとってはコスト増、しかしこれまで3方良しの事業構造ではなかったわけで、それが多少なりとも健全化されるのは、日本社会にとってはプラスです。

単体では赤字か収益トントンが大半のウォーターサーバー各社、配送コスト上昇はユーザーに転嫁せざるを得ない事情もあります。

水源をもっているので水事業をやりたい、という小職あての相談はさすがに減りましたが、念のため・・・