ハイランドの水

ハイランドスプリングが日本に再上陸します。

いわずと知れたイギリスのトップシェアブランド。スコットランド・ハイランド地方の水としての実直的なネーミングとオーソドックスな身だしなみ。メジャーの水の共通点?

インポーターの坂本さんからサンプル(画像)をもらったときは、昔の恋人を街で見かけたよう。気品を増している。誇らしいような、惜しいような。

スパの語源



療養泉を指すスパ(SPA)の語源説は多く、暴君ネロが言ったとかいわれる「健康は水からなり(Sanus per Aquam?)」の頭文字やら、泉を意味するエスパという単語やら。

個人的に好きなのはベルギーの地名説。ドイツからベルギーに入るときに通る町アーヘンからほど近くにある町「SPA」が、スパの語源というもの。

SPAで採れる健康的な天然水は古くから愛され、今や世界的に有名なブランドSPAとなりNYやロンドンでも飲める。日本でもかつて日酒販さんが輸入していた。

そのSPAが日本にまたやってくるらしい。写真は輸入者さんからもらったサンプルだがご覧のとおりスティルとスパークリングがあり、後者は缶入りもあるよう楽しみ。天然水のタンサンという世界を広げるpropositionにできるか。

輸入再開となったら水広場で正式にご紹介します。

1:1.1

ビールが美味しい季節です。

ビール1L飲んだらどのくらいの水分を摂取したことになるのでしょう。

答えはおよそマイナス100ml。利尿効果で1の入りに対し1.1の出。

猛暑の一日をせっかく乗り切ったのです。

だから飲むときは、水を飲みながら飲む。ビールやハイボールのかわりに美味い天然炭酸水を嗜むのもよし。

家族への一番のおみやげは健康なあなたです。

ポルトガル

フランスやイタリアの知名度には及ばないものの、ポルトガルにも世界に輸出される水はある。

ルソはそのひとつで水広場でも取り扱い開始から6年が経つ。一方で下のÁgua do Marãoは日本にはまだない。

四国名水



高松、竜伝説が残る渓谷脇の深井戸水。空海の泉と名づけられ、高価に関わらず固定ファンが多い。

高知の海と陸の両雄、室戸海洋深層水と四万十源流の天然水。四万十川の源流に向かい、その源流をボトリングする水源工場に着く。最後の清流、その原水は悠々と下るだけだ。清冽な味に感嘆。







放射性セシウムは深井戸水に届くか?

放射性物質がどこまで運ばれるのか。日本の政府やマスメディアをよそに海外では今後を予想し備える動きが見られる。(下はUKの気象サイトにあるセシウム137の拡散図)

http://www.weatheronline.co.uk/weather/news/fukushima?LANG=en&VAR=nilujapan137&HH=0

我々はお客様に対しその場しのぎの安心づくりをすることなく、最悪の可能性とは何かを示し、合理的にわかりやすく説明し、安全確保を目的とした最善策を提供する必要がある。   

セシウムは本当に深井戸の水脈に到達しないか? 

放射性セシウムは浅井戸水脈には入ると思われるが、深井戸の場合はどうか。多くの天然水が深井戸の地下水を採水している。

放射性ヨウ素の放射能は期間で消える(といわれている)ようだが、放射性セシウムが長期間にわたり放射能を発し続けることは我々放射能の素人でも知っている。信州大学教授によれば放射性セシウムは地下鉱物などに吸着するため一定の深さ以上の地下水脈に入ることはないとのことだ。

水広場とつながっている水源工場のうち、東北地方については、まず岩手の釜石鉱山の地下天然水の放射線検査結果が出た。震災後に採水したもので、セシウム134、セシウム137、ヨウ素131のいずれも検出されなかった。蔵王の検査結果も届いているがこちらも問題が無かった。

現在、雨水に含まれたセシウムが地下水脈にゆっくりと向かっている可能性はあるが、雨水自体が地下深いところに達するまでは何年も何十年もかかる。空気中の当該物質濃度もそれほど濃いとは思われない。しかし、一旦地中に染入ったらその地下水源の将来に不安は残り、今後も出来る限りモニターしていく必要があるのだろう。

ドイツ気象庁の拡散予測を見る限りでは、放射性物質は西日本・九州にも届いている可能性があり、可能なかぎり全国的な対処が望ましいといえる。水広場では取引先水源工場とはできるだけ頻繁に情報のやりとりを続けること。 

みんなが自分で判断すること

飲料水に関する問い合わせが殺到した3週間が過ぎ、水広場オフィスにも多少落ち着きが戻った模様。

鳴り止まぬ一般消費者からの電話質問に応じる中、僕ら日本人がマスメディアに過剰依存しているリスクを再認識した。

久々にナビなしで運転した時のdejavuともいえるもの。つまり、情報の受動により自分で探し判断する面倒くささと本能的感性が消失する。確実な劣化が始まった。

子供には軟水が良いとテレビが言っているから、と軟水を求める方々がどれだけいたことか。乳児に超硬水は確かにお勧めできないが、硬度といってもca とmgだけの指標ゆえ軟水でもmgが比較的多い水だってある。水広場では数百種類の水について、ca.mg以外のミネラル、pH、溶存酸素、ORP、などなどを知っており、それらを用途目的別に飲んだ方々の統計もあるから、この場合はその子に合った本当によい水を選び提供することができる。

2005年以来、水広場にお電話頂いた方にはできるだけ正確な情報を無料で提供している。そこでは、国内外1000種類以上の原水を試した知識と経験が基本にある。

地震後、複数のTV局から取材依頼を受けた。この騒動で儲かっている会社、などという番組制作者の仮定に当てはめる企業群を探すことが目的の、水広場とは全く筋違いのものが多い。真っ先に必要な水に無料支援し、困った人の相談にのる、それらは損益計算書に見られない項目だが、水専門商社として存在している弊社の自然な社会的義務である。結果として利益は出るかもしれないし、出ないかもしれないが、それが目的ではない。

手前味噌ながら、マスメディアの情報を鵜呑みにしたくない方、情報を能動的に分析したい方にはお勧めの専門サイト、それが水広場です。 

水源工場被害は比較的軽微の模様

弊社がつながる東北北関東の取引先水源工場の多くは今回の震災による製造現場のダメージは比較的軽いようで多少ほっとしている。

岩手、宮城、福島、これらでの取引先水源工場は耐えたよう、それほど大規模な修復を要することがなさそう。

今の問題はロジスティクスで、PETのプリフォームなど原材料が届かず出荷できないところがまだある。

こんな時に多少でも役に立つ水商社、弊社からも断水地域や被災地の方々に向けて昨日まで数万本を支援ということで発送しているが、自分自身は東京にいるため皆様の手に届いていることを願うのみ、今日からの新たな対応へ。

地下水パワー

地下熱の有効活用の視察でつくばの2箇所を訪れた。



 

 

 

 

 

 

 

 

茨城県の某研究棟の地下にある水タンク。

地下熱を利用したヒートポンプで建物内の冷暖房をまかなうという、新しい試みである。

地下水を使えば(理論上は)更にCOPが改善する(COP=冷暖房能力/消費電力)。

地下水パワー

豪雪の日本海側、新潟県のローカル線で静かに活躍する地下水。

地下水の水温は一年を通じほぼ一定だから、冬は雪を溶かすのに重宝。地盤沈下を起こしにくい仕組みにすれば、いろいろと役に立つものです。