森と湖に佇む温泉地、ロカ・ブルン
無発泡
千年の歴史と無数の伝説や逸話、そして皇族お墨付きという格調が漂う、スウェーデンの代表的温泉療養地、ロカ・ブルンで採水される微発泡水。
古くは千年もの昔に巡礼者達が喉を潤したという泉のあるロカの地。18世紀に入ると、その保養地は時の王アドルフ・フレドリックにより皇族用のロイヤル・スパと指定され、王侯貴族達が頻繁に訪れることになる。実際にフレデリック王の持病がロカでの療養で治ったという記録があるという。
ロカ・ブルンの隣町Grythyttanは、スウェーデンの料理の首都と呼ばれるほどグルメ文化が発展した場所で、レストラン・アカデミーや料理博物館が並び、多くのファインレストランが軒を連ねる。画像のグラスボトルはそうした場面に充分に応えるテーブルウォーターとしての内容と風格を備えている。
ロカはスウェーデン飲料大手Spendrups社が持つミネラルウォーターで、同国で良く知られたブランドの一つである。2008年春季現在、日本で未だ商品として目にすることがなく、業界の今後の課題といえる。
ゆっくりと温泉で毒を出した後に、森林に囲まれてこの水を嗜む贅は別格のものだ。