ハンニバルに劣らない水の英雄
発泡
ユリウス・カエサル誕生の200年前に遡る紀元前3世紀、ローマはカルタゴ(現チュニジアのチュニス)の名将ハンニバルに戦いを挑まれていた。3次にわたるポエニ戦役でこの天才はローマ軍を苦しめ、最終的にはスキピオ・アフリカヌス率いるローマが総合力で勝利するものの、第二次ポエニ戦没においてハンニバルはローマ軍を完膚なきまでの敗北に追い込んだという。
通説が正しければ、ハンニバルはカルタゴからの行軍のルートとして、現在の南フランスから、冬のアルプスを越え、北からローマに進行する過酷な選択をした。
ローマに向かうにあたり、ハンニバルは南フランスのヴェルジェーズに立ち寄り、そこで湧く泉水を飲んで鋭気を養ったと伝わる。その伝説的な水は19世紀にペリエ博士の所有となり、その後イギリス人のハームズワースの手により、伝説から2200年後、世界で最も知名度の高い天然炭酸水の地位を確立する。
ワインやリキュールと同様に、一つ一つのミネラルウォーターが、単なる飲み水でなく、 「ブランド」であることを世界に知らしめた、 現代の水の世界で古代のハンニバルに勝るとも劣らない英雄的存在がペリエだ。
カルシウムと重炭酸塩が豊富な万能型発泡水として様々なシーンで活躍する。