? 鎌先温泉 湯主一條 -水広場-

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健康源泉宿の会 水広場の独自取材による鎌先温泉 湯主一條のご案内。

鎌先温泉 湯主一條

 宮城県白石市

「傷に鎌先」といわれる薬湯

推奨用途 美肌  皮膚病  
  ●泉質(薬湯):ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(低張性・中性・低温泉)
●泉質(洞窟の湯):低張性・弱アルカリ性・冷鉱泉


私たちがお薦めします

湯主一條 女将
一條千賀子(左)
グローバルウォーター代表
堀内 拓矢

鎌先温泉 湯主一條
ご予約はお電話で
宮城県白石市福岡蔵本字鎌先一番48番地
TEL:0224-26-2151 FAX:0224-26-2158
HP:http://www.ichijoh.co.jp/
アクセス
車:東北自動車道、白石インターより約15分
鉄道:東北新幹線白石蔵王駅からバスで約20分
前日までの予約で、白石蔵王駅15:10発、
白石駅15:20発の送迎あり。
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薬湯 女性用浴槽

水広場スタッフ 取材レポート       担当:堀内 (2010年3月)

600年以上湧き続ける癒しの名湯
宮城県白石市に位置する温泉郷「鎌先温泉」の歴史は600年前に遡り、作業中の農夫の草刈鎌が偶然見つけたことからこの温泉の歴史が始まったといわれます。

取材に訪れた2010年3月、不忘山麓の街道から鎌先温泉の入り口にたどり着くと、どこか懐かしさ漂う空間が広がっています。

鎌先温泉には5軒の温泉旅館がありますが、温泉街の奥、坂道の一番上に位置するのが湯主一條さんです。「湯主」の名が示すとおり、鎌先温泉を代表する温泉旅館で、現当主の一條達也氏が20代目という由緒正しい伝統をしっかりと引き継ぐ温泉旅館。その伝統を更に上質に昇華させたモダニズムの空間がそこにありました。 

温泉街の坂を少し上ると、大正時代に建てられた木造4階建ての料亭棟とモダンテイスト溢れる新館が向かい合う独特な構造がまず目を引きます。入り口のロータリー付近では、上級のもてなし精神を備えたと思われる宿のスタッフ達が宿泊客と明るく接している姿が見られました。

「傷に鎌先」として、鎌先温泉の源泉は古くから傷治療や皮膚炎などの回復に重宝されてきたといいます。湯主一條では、薬湯と呼ばれるその「鎌先の湯」の源泉に加え、その後新たに偶然見つかったという「洞窟の湯」の源泉があり、宿泊客はそれぞれ違った泉質に浸かることが出来ます。



保温効果抜群の湯

この薬湯に入ると、湯から上がった後にも体の中からポカポカと温まりだし更に発汗が続くことが多いようです。

その高い保温効果ゆえに、入浴の際は何度か出たり入ったりを繰り返して体を冷ます方が多いのです。

「鎌先に入ると赤くなる」と伝わるこの源泉ですが、過去に実際にあったこととして、術後回復で湯に浸かった療養客の肌が赤くなり、何とそこから手術で使われた金属片が見つかったといいます。

女将の一條千賀子さんから、療養客が回復に至る前、療養3日後ほどで一時的に痛みが増した後に完治する現象があると伺いました。一般的なお湯とは違う特徴を持つ源泉ならではの効果を裏付けているようです。

成分分析を見ると、塩分、サルフェート(硫酸イオン)、重曹(炭酸水素イオン)が比較的多く、これら成分が有機的に働きあって代謝を促進し、塩や重曹で肌のコンディションを適度に保っていると思われます。

薬湯 男性用浴槽

高血圧と傷によい硫酸塩泉

鎌先温泉湯主一條の泉質を簡単に硫酸塩泉ということもできますが、一般的な硫酸塩泉の入浴適応症は、高血圧症、動脈硬化症、外傷、関節リュウマチなどがあります。これら硫酸塩泉の良い働きをもたらす成分を豊富に含む一方で、その他の成分はとても僅かであることが湯主一條の源泉の特徴といえます。宿泊客は、メリハリが利いた健康的な源泉体験をたっぷりと味わえることでしょう。

更に、文化財級の趣きがある旧館で味わう絶品の地元料理で、「健康的癒し体験」が極められそうです。

水のおかげ?ふくよかで上質な白石和紙

鎌先温泉のある宮城県白石市は平安時代から知られる和紙の名産地。伊達藩主の時代になると更に紙すきが奨励され、原料と水質に恵まれていたこの地方は良質の紙を産出し、現在もその伝統は続いています。

現在の白石和紙は、その色彩の多様で知られ、模様の出し方も独特な手法によるものといいます。古くからふくよかで丈夫なことで有名な白石和紙、札入れやハンドバッグなどにも加工されているほど。この地の地下水や伏流水の素晴らしさはこんなところにも現れているわけです。

鎌先温泉 湯主一條 画像ギャラリー


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温泉成分表

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