川浦温泉　山縣館

　山梨県山梨市三富川浦

高アルカリでさらさらの湯

推奨用途

●泉質:アルカリ性単純泉
（低張性アルカリ性高温泉）
●泉温：41.2℃●ｐH：9.5

私たちがお薦めします

山県館　清水さん（右）
グローバルウォーター　林

川浦温泉　山縣館
◆ご予約はお電話で◆
山梨県山梨市三富川浦１１４０
TEL：0553-39-2111 　FAX:0553-39-2114
ホームページ：http://www.eps2.comlink.ne.jp/~yamagata/
アクセス
車：中央自動車道勝沼より40分
電車：ＪＲ中央塩山より路線バスで40分

水広場スタッフ　取材レポート　　　　　担当：林（2010年3月）

高アルカリなのにさらさら

川浦温泉「山縣館」の源泉はｐHが9.5という高アルカリ性ながら、とてもサラサラとした感触が特徴の源泉です。今回、水広場では林が取材に訪れました。
高アルカリのお湯にはヌメリがありがちですが、山縣館の湯にはそれがありません。もちろん無色透明で無味無臭、源泉を飲んでもあまりクセを感じず、わずかながら甘みすら感じられます。それでいてしっかりと40度を越える泉温で湧き出すエネルギーを持った生きた源泉でもあります。
特に美肌に良いと聞いていましたが、実際に源泉に触れてみると、アルカリの性質により皮膚の余分な脂肪が溶かされ角質層が効果的に除去されているのではと想像しました。

敷地内に大浴場ｘ２、露天ｘ２、混浴ｘ４、貸切風呂ｘ４の計１２槽を擁し、中央高速の勝沼インターから近く便利な山縣館には、全国から宿泊客が訪れます。紅葉の季節は特に人気が高いとか。

笛吹川のほとりにあり、檜の巨木を豪快にかつ大胆に使った露天風呂「渓流雅之湯」からは清流と渓谷の彩をたっぷりと楽しめます。この露天風呂は混浴ですが、日の出より朝８時までは女性専用です。美人の湯として知られるこのお湯、混浴露天でも女性客の利用が多いようです。

硬度９の超軟水。良質の天然水に浸かる気分。
山縣館は２つの自家源泉を持っています。ちなみに混浴露天風呂でも使われているのは一号源泉です。一号源泉の温泉分析書によれば、溶存物質が控えめの非常にソフトな源泉であることがわかります。ミネラル含有度の尺度の一つである硬度でいえば９ですから超軟水です。冷鉱泉であれば天然水としても重宝されるに違いないと思ったら、案の定、この温泉は「水晶水」の名でミネラルウォーターとしても販売されていました。取材を終えると、旅館の方から、このミネラルウォーターと、源泉水をポットボトルにいれた物をお土産としていただきました。クセのないこの源泉水、自宅に持ち帰ってご飯を炊くのに利用させてもらいました。

武田信玄の書が残っています
川浦温泉は歴史好きにはたまらない温泉です。なぜなら、武田信玄が武田24将の1人、山県三郎昌景に川浦温泉の開発を命ずる指図書が残っているのです。