水広場スタッフ 取材レポート 担当:林(2010年3月))
雪上車でのお出迎え
良く晴れた祝日、残り少ないシーズンを楽しむスキー客で賑わうアサマ2000スキー場の第三駐車場で、一人その場に似つかわしくない格好で5分ほど待っていると、ディーゼルエンジンの大きな音が近付いて来た。山頂にある高峰温泉には、冬の期間中は道路が雪で封鎖されている為、この雪上車で向かいます。この歳になっても初めての乗り物に乗る時は、ワクワクしてしまう。
山頂の高峰温泉に着くとそこから四方に見渡せる景色は、全てを忘れさせてくれる自然を体感出来ます。(今回は取材なので、のんきな事を言ってはいられない。)
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源泉効果を引き出す入浴法
泉質は含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉。宿の800メートルほど下の谷から汲み上げている源泉の泉温は36℃とそのまま入るには少し低い温度です。湯舟にはそのままの温度の源泉と加温泉の2つに分けてお湯が注がれています。同じ源泉ですが、温度の違いが色の違いとしてあらわれています。 源泉は白く濁っており、加温泉はやや透明に近い色をしています。
2つの異なった温度のお湯(ぬるい湯と加熱湯)を冷温交互浴で入ることで、血液循環が改善し自律神経失調症や糖尿病の効果が高くなると言われています。
糖尿病・関節痛・自律神経失調症・高血圧症などの湯治客も多いこの宿では、毎晩長野県温泉協会の温泉療養指導士の資格を持つ主人の後藤さんによる各症状にあわせた飲泉及び入浴法を含む指導をされています。 飲泉による糖尿病の効能があるといわれています。 また登山客や山歩きでの多少の切り傷は温泉に入ると直ぐに良くなるそうです。
自然への入り口
浅間山麓の自然の中に位置するこの宿を出発点として、池の平湿原、吾妻林道、高峰山、黒斑山、浅間山の四季の自然を楽しむことが出来ます。春~秋のハイキングのみならず、スノーシュー(カンジキ)を利用したツアーにも多くの人が参加しています。自然に触れながら少しアクティブな湯治を愉しむことが出来ます。
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