粟津温泉　「法師」

　石川県小松市粟津温泉

奇跡の名湯における温泉讃歌

推奨用途

●泉質：ナトリウム硫酸塩泉塩化物泉
●pH:7.31 , 7.4, 7.6

私たちがお薦めします
４６代当主法師善五郎氏（右）
グローバルウオーター
塚田繁

粟津温泉　「法師」
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〒９２３－０３２６石川県小松市粟津温泉
Tel : 0761-65-1111 Fax : 0761-65-1115
予約専門Tel : 0761-65-1112
アクセス
電車：ＪＲ加賀温泉駅から車で約15分（送迎バスあり）
飛行機：小松空港から車で約35分

水広場スタッフ　取材レポート　　　　　　担当：塚田（2010年3月）

世界最古の名湯
「ゆく春のいで湯の宿の名は法師」これは宿に飾られている色紙に吉屋信子が残した一句です。
粟津温泉は古くから文人や歌人たちに愛されてきた北陸最古の名湯ですが、なかでも「法師」は、開湯以来１３００年、「世界最古の名湯」としてギネスブックに認定された老舗旅館です。
粟津温泉は、西暦７１８年に泰澄大師（たいちょうだいし）が発見したと言われています。
この温泉を湯治に訪れた人々に役立てるよう法弟の雅亮法師に委ねたにが「法師」のはじまりで現在４６代目です。開湯以来１３００年という歴史と伝統を「奇跡」意外に何と表現した良いのでしょうか？

純和風旅館の佇まいからは不思議に懐かしい風情が感じられ、迎える人の姿も温かい。現代に合わせた改装を加えながらも大切に建物を守ってきた一族の誇りがうかがえます。小堀遠州公も愛でた緑豊かな庭園を春、夏、秋、初春の館が囲み、真ん中には、御殿造りの「延命閣」が静かな佇まいを残しています。

温泉に一度入ればたちまち美人、二度も入れば万病よさらば
「法師」は源泉を３つ持ち、粟津温泉でも屈指の湯量を誇ります。
泉質はナトリウム硫酸塩泉塩化物泉で無色透明です、昔の人は「温泉に一度入ればたちまち美人、二度も入れば万病よさらば」と言ったそうです。
又、飲用としても優れ、お風呂を頂いた後に頂くと格別です、味はくせが無く胃腸に効果が期待出来るとの事です。
男性大浴場「豊明（ほうめい）」、女性大浴場「艶明（えんめい）」と露天風呂があります。
泉温は５７℃ですが、「法師」程の大浴場では温度調節が難しく又、ゴミの問題もあり、放流循環併用式をとっています。この結果、いつでも適温のお湯と清潔なお湯を楽しむ事が出来ます。

「源泉掛け流し」が「本物の温泉」という昨今の風潮はおかしいと４６代当主は熱く語ります。「源泉掛け流し」でもゴミが浮いてるようでは温泉の意味が無く、当主曰く「循環」は「働き者のおじさん」で快適なお湯を提供出来るのだと。
これも、１３００年もの間大切な温泉を守ってきた宿のお湯に対する誇りと自信です。

「本物の温泉」とは「お湯」＋「環境」＋「食事」＋「もてなし」のバランスの上にありますが、「法師」はこの「本物の温泉」です。