～カバ(CAVA)とは～
カバとはスペインの規定に基づいて造られた高品質なスパークリングワインの名称です。
産地とブドウ品種、製造方法、貯蔵年数など厳しい規定項目に従って造られたもののみをカバと名乗ることができます。

≪カバの原産地統制委員会よるカバの定義は以下の通りです。≫
★カバとはベースワインを瓶内二次発酵で醸造し、指定された地域において
　 伝統的製法で実施される 高品質なスパークリングワインである。
★瓶内二次発酵を行った同じ瓶の中で澱と共に最低9ヶ月間、貯蔵・熟成されなければならない。
★白もしくはロゼ

カバの一番の特徴はフランス・シャンパーニュ地方のシャンパンと同じ製法である伝統的製法、つまり、瓶内二次発酵によってスパー クリングワインが造られます。
瓶内二次発酵を行う前に、ブドウ品種ごとに小さなステンレスタンク等で発酵させます。発酵が終了した後、それらをブレンドしてカ バのベースとなるワインを作り、瓶詰を行います。瓶詰を行うときに、酵母とショ糖を加えて、瓶内二次発酵を行います。瓶詰をして から、最低9ヶ月間、そのまま同じ瓶内で貯蔵・熟成しなければなりません。
そして、長期熟成することにより泡がより細やかになり、味わいも安定したものとなっていきます。

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～カバの分類～
カバは貯蔵期間によって、まず3つのカテゴリに分別されます。
レセルバ(Reserva)は瓶詰後、最低15ヶ月間、グランレセルバ(Gran Reserva)は瓶詰後、最低30ヶ月間、貯蔵期 間が必要となります。レセルバ、グランレセルバ、通常の15ヶ月間未満のカバの3種類となります。
澱を瓶から取り出したときに、澱と一緒に抜けた極少量のワインを補うために門出のリキュールを加えます。その際に加えられた糖分 の量(1リットルあたりの含有糖分量)により、ブリュット・ナチュレ(超辛口)からドゥルセ(極甘口)まで、7つのタイプに分けられます。

当商品ヒルマス・ブリュットは「辛口」に分類されます。

～生産者情報～

【エルセップ】(スペイン/カタルーニャ/ペネデス)
　1980年、エル・セップ社は先祖代々受け継がれる4つのぶどう農園、ぶどう栽培、ワイン造りを維持し、次世代へ繋げるために、親戚4家族によって、カバのふるさと、ペネデス、サン・サドゥルニ・ダ・ノアに設立され、共同で会社経営を行っています。
エル・セップ社の歴史は古く、1499年、現在のエル・セップ社の所在地であるカン・ロパル・デス・アルジーネに初めて家族用のワイナリーを設立しました。それ以来、ずっと変わることなく同じこの場所でワイン造りをしています。
彼らが所有するぶどう畑には樹齢100歳を超えるチャレッロという土着白ブドウ品種のぶどうの木もあります。500年以上にわたる自社所有畑でのブドウ栽培、ワイン醸造で蓄積された経験や培われた知識・技術は、エル・セップ社にとって、かけがえのない財産です。そして、それらを生かし、オーガニックワインやバイオダイナミックワインなど新しいワインの研究・開発、市場開拓などにも積極的に取り組んでいます