水源地は秩父多摩甲斐国立公園

2000m級の山々がそびえる秩父多摩甲斐国立公園。埼玉、東京、山梨、長野の1都3県にまたがるこの公園は荒川、玉川、笛吹川(富士川)、千曲川(信濃川)などの源流域でもあります。

奥秩父大滝は、三国山・甲武信ヶ岳・雲取山などの12峰が連なる秩父連山が目前にそびえ、足下 には荒川本流と支流の中津川、滝川、大洞川、大血川の渓谷が続きます。 　深い山々に覆われるここ大滝は、原生林が浄化する透明な空気と水の世界です。

その渓谷の一つ、大血川渓谷の支流、井戸沢の激しく切り立った山腹から湧き出るのが秩父源流水の水源で、井戸沢にはヤマメやイワナが生息し、天然のわさびなども自生する清き清流です。


奥秩父の山脈の風景

自然のろ過フィルター
秩父山系は、秩父古生層と言う隆起した地形になっており、石灰岩を始め、粘板岩、砂岩、礫岩、チャート等の地層から構成されています。
また、この一帯には広葉樹林が多く、冬、秩父山系に降り積もった雪は、春、雪解けと共に山肌にしみこみ、広葉樹林と石灰岩層によって浄化され、長い年月をかけて天然のミネラルを溶け込ませ、やがて滋養分のある清い湧き水となり、山腹から湧き出します。

こんな方/こんな時に特におすすめ
弱アルカリ性で軟水の秩父源流水は、くせのないまろやかなお水です。飲用として、お茶や紅茶、コーヒーなどをおいしく引き立たせる水としてご利用下さい。また、炊飯や煮物などの料理にもご利用いただきますと、素材の旨味を引き立ててくれます。

この名水が飲める名店
・あかさか弥市(東京・赤坂/旬の魚料理)