世界の名水特集
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海外水源ツアー 第一回 南ドイツ・シュトロンベルグ
ミネラルリッチなエンジンガーの水源地とその周辺を巡る旅
【世界水源ツアー】記念となる初回の参加者は全国から抽選で選ばれた4名。日本側からの案内役はグローバルウォーター(GW)代表の堀内(下写真)が務めさせて頂きました。
(注記:当セクションではプライバシー保護のため参加者の皆様の正面写真は掲載しておりません)
ドイツに到着 シュツットガルト空港に夜10時過ぎに到着。エンジンガー社のマーケティングマネージャー、シュテファン・シュアさんが出迎えてくれました。海外顧客の出迎えとはいえ営業担当者が夜中に仕事をするのはドイツでは稀なシーン、これも家族経営同士のよいところでしょうか。参加者の皆さんとの紹介を済ませ、社用のバンで小一時間ほど走り、美味しいワインの産地として知られる「シュトロムベルグ」の隅に位置するファインゲン地域のペンションに夜中11時過ぎに到着、すぐに就寝となりました。このペンションはweinstube(ワイン居酒屋)も兼ねたプチホテル(日本式に言ってもペンション)、しかもただの居酒屋でなく自分で育て造ったワインやジャムを提供してくれました。
エンジンガーのボトリング工場へ 一夜明け、恵まれた南ドイツの収穫物に一切の余計を入れず作られたジャムが彩る朝食をペンションで頂きます。ドイツの朝食、だから基本的にカルトエッセン、つまりチーズ、パン、ハムが中心で温かいものはなく、見た目は地味ですが地元でとれた純朴そのものの味わいはゲストの皆さんのお口にも合ったようです。個人的にはさくらんぼのジャムが気に入りました。
ペンションとツアーに使われたバン。隣はじきじきに出迎えてくれたフリッツ社長。
早速、この地で知らぬ人の無いというエンジンガーのボトリングファクトリーに向かいます。地下深くにある巨大な水脈から採水するエンジンガーのミネラルウォーターの水源は湧水と違って地上で見ることはできません。EU加盟国でナチュラルミネラルウォーターとして認められるには水源から直接採水してボトリングする必要がありますから、水源とファクトリーは同じ所にあるわけです。ちなみにエンジンガー社は工場周辺の敷地内に7つの水源を保有しており、それぞれが違う成分を持っています。医薬品として販売されている天然水もそのうちの一つです。 エンジンガー・ミネラルハイルクエレン社
タンク前で説明をうける参加者ご一行 品質に厳しいドイツの品評会で毎年何らかの賞を受賞
ドイツのミネラルウォーター全般からエンジンガーまで、包括的な説明を受けます。ビデオでは現地の小学生達がサッカー練習の後で(日本流にいうと)この超硬水をごくごく飲んでいる姿を確認
エンジンガーが採水されるファインゲン地区の特殊な地下層の説明
ミネラルウォーターに関するドイツ国内法について。水源から直接採水することは ナチュラルミネラルウォーターに求められる要件のひとつです
プロジェクターの後ろからボトリング工場が見渡せます
7つの水源それぞれが違うタイプの地下層であることが示されています
ボトリング工場に移って詳細な説明を受けます
最新鋭の設備が揃った工場。メルセデスベンツにも共通していますが、完全に近い 自動化となっています
倉庫には日本向け商品が積まれていました。事後検査が厳格かつカートンケースなど 国内向けと異なる特別仕様であることがわかります
500分の70 会議室で受けたレクチャーで学んだことの一つに、ドイツには約500のミネラルウォーター水源が認識されていますが、そのうち医薬品として販売されているのは70ほどしかないということです。エンジンガーが保有する7つの水源のうちシラークエレ(日本未発売)という商品が採水される水源はまさにその一つ。カルシウムなどを多く含んだ特殊なミネラルウォーターであるシラークエレはその効能がドイツで科学的に認められ薬局で販売されているれっきとした医薬品で、骨粗しょう症や生活習慣病などに効果を発揮しています。ちなみに日本でも発売中のエンジンガー・スポルトの成分は比較的シラークエレのそれに近いものがあります。
【世界遺産】マウルブロン修道院 工場から車で30分もかからない場所にマウルブロン修道院があります。アルプスの北で最も保存状態の良い中世の建造物とされ、1993年にユネスコの世界遺産に登録されました。 宗教革命以降は神学校として現在まで存続し、古くは天文学者のケプラーから最近はノーベル文学賞のヘルマン・ヘッセまで多くの歴史的人物が通ったことで知られます。ここを舞台としてヘッセ自身をモデルとした作品が不朽の名作「車輪の下」です。
中庭を散策しながら建物を鑑賞
ワイン樽を設置して溝に指を浸して飲み、「僕に指が11本あったら」というセリフが残されたという伝説となったピラー
【ベーゼンヴァーシャフト】農家直営レストランで夕食 当日の夕食はエンジンガー社のフリッツ社長お薦めのBesenwirtschaft (旬のとれたて食材を味わえる農家直営レストラン)となりました。
そこはweinstubeでもあり、つまりぶどう収穫期でしか味わえないフレッシュワイン(ワインになる手前の甘くフルーティなもの)を幸運にも味わうことができました。 美味しすぎてあやうく撮影を忘れそうになったフレッシュワイン
肉食を禁じられた神学校の生徒たちが考え出したという逸話が残る、この地方の名産である餃子風の肉団子を初めて食べました。ソーセージ、茹で肉、ザワークラウト、農家が作ったとれたて素材のパン、などなどが全て美味しく感じたのは何故でしょうか。
勿論、ワインと食事のお伴のミネラルウォーターはエンジンガー(瓶バージョン)です。今回のツアーでは案内役の堀内が一番ワインを愉しんでしまいましたが、エンジンガーを一緒に飲んでいたせいか二日酔いも全くなく万全で過ごせました。
ギドさん&VfBシュツットガルト 翌日は朝からシュツットガルト市街に向かいます。目指すはブンデスリーガVfBシュツットガルトのホーム、メルセデス・アリーナ。何故そこへ?エンジンガーはVfBシュツットガルトのパートナー企業として全ての選手がコンディショニング用に毎日飲むミネラルウォーターを供給しているのです。ちなみにスタジアムの名前にもなっているメルセデスベンツの本社はスタジアムから目と鼻の距離にあります。
今日はそのスタジアムを地元の英雄ギド・ブッフバルト氏と一緒に見学します。 スタジアムの隣のポルシェ・アリーナ。ポルシェやボッシュの本社も近くです
こちらがシュタジオン(スタジアム)
シュタジオン横の練習場。奥で元ドイツ代表キーパーのレーマンが練習中でした
レッドカーペットが敷かれたVIP客の入口
ギドさん(顔が隠れていますが)直々に臨場感あふれる解説を受けました
過去の名試合のプレートの数々が飾られています
チームスタッフから楽しくスタジアムとマッチの解説を聞きます。 (選手だけでなく彼もエンジンガーを毎日飲んでいるとのことです!)
エンジンガー社専用室の前からの光景
エンジンガー社専用ボックス室
エンジンガー社ボックス室の内部。この日の説明でわかりましたがギドさんはシュツットガルトの現役としてワールドカップチャンピオンになった唯一の選手であるとのこと。
一応GW堀内もギドさんと撮影(しかしドイツ語でフラッシュ指示できずに失敗。。。)
その後シュタジオンに併設されたレストランで昼食。ここは選手やチーム関係者も良く利用します。その日はギドさんお薦めの一品を頂きました。水はエンジンガーなのは当たり前なのですが、写真にあるのはエンジンガーと同じ地元企業であるポルシェがデザインした新ボトルです。中身はミネラルが適量な成分でテーブルウォーターとしてぴったりでした。
この日は翌日にワールドカップ予選のロシア戦を控え、ブンデスリーガの試合はありませんでしたが、ギドさんを独占し、たっぷりスタジアムとブンデスリーガの雰囲気を堪能しました
メルセデス博物館 つぎに向かった先はメルセデス・ミュージアム。シュタジオンから徒歩の距離です。 エンジンガー水源の周辺にはたくさんの見所があることに改めて驚きます。
ギドさんもミュージアムに同行!(背中から失礼)
世界初のガソリン自動車を作った会社として知られるメルセデスベンツ。
いざフォルクスフェストへ 博物館の次はちょうど開催中のフォルクスフェストに突入。ギドさんもまだ一緒です。 ミュンヘンのオクトーバフェストに次ぐ規模のお祭り、巨大なビアホール全体が熱気に包まれます。 ギドさんと一緒に盛り上がりました ビールと食事で満たされた後は遊園地にくり出します
結局ギドさんと終日一緒に過ごしました。
いざバイエルンへ 翌日はバイエルンに向かいます。そうなるとエンジンガー水源の周辺とはいえない距離ですが、折角のドイツ旅行、行ってみましょうとご招待を考えました。睡眠もそこそこで朝6時に出発しましたが、水を飲んでいるせいか体調はバッチリ。本日の目標はルードウィッヒ2世で有名なあのノイシュバインシュタイン城なのですが、実はその前に素敵なサプライズが。。。予定にはなかったのですが途中のアルゴイ地方にあるオットーボイレンのバロック式大聖堂を訪れることができたのです。フリッツ社長の優しい機転に深謝。ドイツの宗教建築でも珠玉の名作といわれるだけあります。ミサの最中の静寂の空間にしばし時を忘れたかのようでした。
水治療のドクターも この僧院の前にある塔には実在した人物画がぶら下がっています。 フリッツさんによると、上から2列目の左側の男性は、様々に異なる種類の水を治療に使った水ドクターとして知られているお医者さんだったようです。ドイツの水の歴史を垣間見た気がしました。
最後はあのお城 ツアーの最後を締めくくったのはあのノイシュバンシュタイン城。ドイツで最も有名な観光地のひとつで、その日もドイツ人より日本人の方が多かった感があります。でも一度は行ってみたいもの。その価値はあります。
ホーエンシュバンガウ城から望むノイシュバンシュタイン城 謎多きルードウィッヒ2世の横顔に触れることができた気がします
ドイツ流の「おもてなし」に深く感謝 さて、丸三日間にわたってめぐったドイツ水源とその周辺の旅、参加者の皆さんに喜んで頂けたのでしょうか?そこで、帰国後早速頂いたメールやお電話の中から1点をご紹介しましょう。
「今回は大変、お世話になりました。 今回のツアーに関わった皆様方に改めてお礼を言いたいです。 「ありがとうございました!」
有難いコメント、こちらこそ本当に有難うございました。エンジンガーのフリッツ社長以下皆さんも喜んでいます。
最後になりましたが、今回お世話になったエンジンガー社の皆さんのご紹介です。 明るいシューアさん夫妻。彼はギドさんより身長が高く2mぐらいあります。当然ドイツ人ですが、40過ぎてもメタボと無縁。エンジンガーで育ったからでしょうか?
城からマリオン橋を指すエンジンガー社のガスナーさん。 ツアーにおける予約手配などもして頂きました。いろいろと優しい気配りをありがとうございました
そして鳳はもちろんフリッツ社長。 温かく、真面目でいつも信頼しています。今回の真心こもった「おもてなし」に深謝します。本当に有難うございました http://www.youtube.com/watch?v=Cuxo7TyL1ok&hl=ja エンジンガー・スポルトののご注文はこちらから>> |